先日ドコモが新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表し、日本中に衝撃を与えましたが、このドコモに対して真っ向から勝負を挑んだ日本通信という会社があります。
日本通信の新プランは完全にドコモに対抗したプランになっているため、気になる方も多いと思います。
そのため、今回は日本通信とドコモのどちらを選ぶべきかについて、元ドコモ利用者で現在は格安SIMで携帯料金を格安にしている私が解説していきます。
【2強時代に突入】日本通信の新プランとドコモどちらを選ぶべきかの話
日本通信の新プランとドコモの新プランのどちらを選ぶべきかについて解説していきます。
auも新料金プランを発表しましたが、かなり不評となっています。
そのため、ソフトバンクが思い切ったプランを出してこない場合はドコモと日本通信の2強時代に突入する可能性があります。
日本通信の新プランの概要
まずは日本通信の新料金プランがどういったプランなのかを見ていきましょう。
【合理的20GBプラン】
- 料金:1,980円
- データ通信料:20GB(現在は16GB)
- 通話料金:国内通話70分無料
- 通信エリア:ドコモのみ
- データ量の追加料金:1GBあたり250円
- 解約金:無料
- 最低契約年数:なし
- 初期費用:3,000円
日本通信の新プランは上記のようになります。
ドコモの新プランahamo(アハモ)についてはこちらを参照ください。
データ通信料に関しては現在は16GBでの契約となりますが、ドコモの新プランが提供される時期に合わせて20GBに増量されることになっています。
また、通話料金に関してはドコモは5分間は無料となっていますが、日本通信では1ヶ月で70分までは無料で電話ができるようになっています。
一度の電話で70分までが無料ということではないため、ここは注意が必要となります。
また、通信エリアもドコモとなるため、現在ドコモを利用している方であればSIMカードを差し替えるだけで利用できます。
しかし、auやソフトバンクを利用している方はSIMロックの解除、またはSIMフリー端末が必要となります。
安さを求めるなら日本通信が確実にお得
ドコモと日本通信の新プランを比較すると料金では1,000円の差があるため、単純に料金で選ぶなら日本通信の方がお得という結果になります。
また、もしギガ数が足りなくなった場合でも250円で1GB追加することができるため、やはりドコモよりも安くなっています。
電話がメインなら日本通信がお得
日本通信の新プランには合理的20GBプランのほかにも「合理的かけほプラン」も出しています。
- 料金:2,480円
- データ通信料:3GB
- 通話料金:カケホーダイのため無料
このようなプランとなっており、動画を観る時はWi-Fiを使うし、ゲームもやらないため、データ通信料はそこまで必要ない。
でも電話はそこそこ使うという方は日本通信の方が安くなります。
データ通信料を平均値と言われる3GBに抑えることで、500円増しの料金で国内通話がカケホーダイとなるのは非常に魅力的に感じる方もいると思います。
もし私が契約するとしたら、こちらのプランを選ぶことになります。
安心感を求めるならドコモを選ぶべき
このような方は安心感のあるドコモを選ぶべきではないかと思います。
- 日本通信という会社なんて聞いたことがないから不安
- そもそも格安SIMがやっぱり不安
- ちゃんと電話やネットが快適に使えるのかが不安
海外でそのまま使いたいならドコモが楽ちん
海外旅行の時にスマホを使う方法はいくつかありますが、今回ドコモが発表したahamoの特徴が海外でもそのまま利用することができるよういう点です。
そのため、日本の空港でWi-Fiルーターをレンタルしたり、現地の空港やネットで事前にSIMカードを買う必要がありません。
しかし、日本通信の新プランでは海外では利用することができないため、海外でもそのまま使いたいという方はドコモを選ぶべきかと思います。
日本通信を利用する際の注意点【知らないとやばい情報です】
日本通信が安いため、非常に魅力的なプランを出していることはわかっていただけたかと思いますが、やはり注意点もあります。
しかも、ちゃんと理解していないと快適に使えないということになるやばい情報です。
アンドロイド端末の場合は対応バンドを確認する必要あり
対応バンドって何?
このような思った方は今覚えましょう。
スマホにはそれぞれキャッチすることができる周波数というものがあり、これが対応バンドと言われるものになります。
この対応バンドは機種、通信会社によってそれぞれ違ってきます。
そのため、快適に利用するためには機種の対応バンドとSIMの対応バンドが合っていないといけないことになります。
日本通信の対応バンドは1と3、3Gバンド1となっています。
つまりこのバンドに対応したスマホでなければ快適に利用することができなくなり、特にアンドロイド端末を利用している場合に注意が必要となります。
気になる方はご自身が利用している機種の対応バンドを調べるようにしましょう。
iphoneであれば問題なし
日本で人気の機種はiphoneになりますが、iphoneであれば対応バンドを気にする必要はありません。
というのも、iphoneはあらゆるバンドに対応しています。
そのため、SIMフリーであれば問題なく利用することができます。
気になる日本通信の評判
きっと多くの方が日本通信という会社のことはご存じないのではないでしょうか?
特にスマホを利用するにあたっては会社の評判は必ず気になると思います。
そのため、日本通信の評判について見ていきましょう。
通信速度の評判は決して悪くない
日本通信は格安SIMを提供している会社ですが、実際に利用している方の評判としては決して悪くはありません。
日本通信SIMに切り替えました。はじめての格安SIMだったけど支障なく。
通信速度も問題なさそうでひと安心。 pic.twitter.com/6Eu8ZAPeG1— 米の人 (@KomericeD) December 13, 2020
先日スタートした月1980円で20GB(今は16GB)で70分通話無料な #日本通信 の #合理的20GBプラン 、今日SIMが届いたので速度テスト。まあまあかな? 1枚目は15時くらいで2枚目が1時半くらいです。 pic.twitter.com/LU9TacXWzm
— かなで (@skrknd) December 12, 2020
ただ、私が気になるのは今回出した新プランは料金を安く抑えたいと考えている方にとっては非常に魅力的なプランとなります。
そのため、もし多くの方が契約することになった場合は通信速度に影響が出てしまうことも考えられます。
やはり、どうしても格安SIMの場合は通信網をレンタルすることになるため、大手の通信速度と比較すると時間帯によっては速度低下が起きてしまいます。
ぶっちゃけ私は知らなかった
私は格安SIMを利用して3年以上たちますが、ぶっちゃけ日本通信という会社は知りませんでした。
そのため、ぶっちゃけ「どうなんだろう?」という気持ちは持っています。
しかし、やはり今回の新料金プランはやっぱりドコモと比較してもかなりお得な内容となっています。
また、最低利用機関や2年縛り、解約金なども無料となっているため、試しに利用してみるというのもアリだと思っています。
まとめ
以前から政府が日本の携帯料金は高すぎるという発言をされていましたが、サブブランドを持たないドコモが思い切った新プランを発表しました。
そのため、このドコモに対抗するために日本通信という格安SIM会社がさらにお得なプランを出してきました。
そのため、他の携帯会社もこれに追随するかどうかで、ドコモと日本通信の2強時代になる可能性があります。
日本通信は現在は16GBまでしか利用できませんが、来年の3月からは20GBまで利用できるようになります。
また、解約金もかからないため、料金をすぐにでも抑えたいという方は思い切って変えてみるのもアリではないかと思います。
もし、いまいちだと感じた場合はドコモに変えてみましょう。