海外旅行へ行きたいと考えているが、国内外の感染状況や帰国時のPCR検査で陽性になったら仕事に影響が出てしまうため不安な方も多いのではないでしょうか?
実際に海外旅行へ行ったが、帰国時のPCR検査が陽性のため帰国できない事態になっている方もかなりいらっしゃるようです。
そこで、本記事ではコロナ過に2年9ヵ月ぶりに海外旅行へ行った私が帰国時のPCR検査で陽性にならないための4つのポイントを解説していきます。
海外旅行へ行きたいけど悩んでいるという方は参考にしてみてください。
【経験談!】海外旅行の帰国時のPCR検査で陽性にならないための4つのポイント!
日本への帰国時のPCR検査で陽性にならないためのポイントは4つあります。
この4つのポイントを実践したことでタイ旅行を楽しむことができました。
- 海外旅行前にしておくこと
- 旅行期間について
- 旅行時の人数
- 旅行中の行動について
海外旅行前に無料のPCR検査を受けておく
1つ目のポイントは海外旅行前に無料のPCR検査を受けておくということです。
これは人によっては「いやいや、陽性だったらいけなくなるじゃん。」
こういった考え方の方もいるかと思います。
はい、その通り、行けなくなりますね。
しかし、陰性か陽性か分からない状態で行き、帰国時のPCR検査で実は陽性でした・・・となり、帰国できなくなるよりは遥かにマシです。
キャンセル料がかかってしまう・・・という考え方もありますが、直前でのキャンセルの場合でも70%を保証してくれる保険も1,000~3,000円であります。
こういった保険にも事前に加入しておけば被害は最小限にすることができます。
海外旅行前にPCR検査を受けて現時点で陰性か陽性かをはっきりさせておくことは日本への帰国時のことを考えると旅行代金のことよりも重要なことになります。
実際に私は渡航する2日前に無料の検査を受けておきました。
最もおすすめできるのが、午前中に検査を受ければ夕方には結果が分かるところであればより安心しできるかと思います。
出国前72時間以内を利用するために短期旅行にしておく
2つ目のポイントは出国72時間以内の陰性証明書というルールを利用するために、短期の旅行にするということです。
久しぶりの海外旅行だから1週間~10日という期間を海外で過ごしたいという方も多いかもしれません。
しかし、私は2泊3日、2泊4日という短期間の旅行をおすすめします。
かなりの弾丸旅行になるかもしれませんが、これもすべて確実に帰国時の検査で陰性を勝ち取るためです!
日本への帰国時の陰性証明書は出国する72時間以内の陰性証明書を取得する必要があります。
2泊というスケジュールであれば到着後すぐに検査を受けた場合でも有効な陰性証明書をゲットすることができます。
さらに、海外旅行の前日に陰性であることが分かれば、翌日も陰性である可能性は極めて高くなります!
実際に私の今回のスケジュールは以下になります。
- 8月5日(金)~8日(月)の2泊4日
- 帰国便は8月7日(日)21:55
- 有効な陰性証明書は8月4日(木)21:55以降~
このようなスケジュールとなるため、8月5日(金)の入国後すぐに受けた結果の陰性証明書は有効ということになります。
仮に4日(木)に入国する3泊5日というスケジュールの場合は検査が受けられない時間のため、結局は翌日の検査ということになってしまい、少しだけリスクが上がってしまうことになります。
この短期間の海外旅行で事前に陰性であることが分かっていれば、個人的にはかなり安心できるのではないかと思います。
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ひとり旅、または少人数での旅行にする
コロナ過での海外旅行はひとり旅、または少人数にする。
人との接触を極力減らすことが感染対策としては最も有効な手段になります。
ひとり旅であれば人と接する機会自体がかなり下がるため、非常におすすめかと思います。
しかし、中にはひとり旅に抵抗がある方もいると思いますが、その場合は2~3人の少人数にしておきましょう。
海外旅行時でも基本的な感染対策はしっかりとする
海外旅行時でも基本的な感染対策はしっかりと行いましょう。
- 人ごみは極力避ける
- 建物の中ではマスクを着用する
- 手指の手洗いと消毒
- バカ騒ぎしない
このような基本的な感染対策は日本が陰性証明書を撤廃しない限りは続ける必要があります。
久しぶりの海外旅行となるとどうしても気が緩んでしまいますが、帰国できなくなるリスクを抑えるためには仕方がありません。
日本人がコロナ過での海外旅行で最も優先しなければいけないことは帰国時のPCR検査で陰性証明書を勝ち取ることです!
どうしても騒ぎたい、夜遊びがしたい場合はしっかりと帰国時の検査で陰性であることを確認してからにしましょう。
どうせ陽性になるのであれば帰国後の方がまだ良いかと思います。
【2022年8月15日追記】海外旅行帰国時の陰性証明書の変更点
2022年8月15日から帰国時の陰性証明書に変更点が発表されました。
出国前に日本で取得した陰性証明書も有効になる
今回の大きな変更点が以下になります。
日本から外国へ短期渡航する者が、日本出国前に日本で取得した検査証明書については、外国を出国する前 72 時間以内に取得(検体採取)したものである場合(※)には、日本への帰国(再入国)に当たって有効な検査証明書として取り扱います。
※ 検体採取日時から日本帰国時の搭乗便の出発予定時刻までが 72 時間以内であるほか、有効な検体、検査法等の必要事項を全て満たす必要がある。
【水際対策】出国前検査証明書 検査証明書Q&Aより引用
今までは1泊2日の弾丸旅行で行く場合に日本で陰性証明書を取得したとしても、こちらは無効となっていました。
つまり、必ず渡航先の国でPCR検査を受ける必要がありました。
しかし、今回の変更により渡航先の国の出国時間から72時間以内なら日本で取得した陰性証明書も有効ということになりました。
変更による問題点
この情報を知った方の中には2泊3日の弾丸旅行が行きやすくなったと喜んでいる方もいます。
確かに今までよりは行きやすくなったかもしれません。
しかし、よくよく考えてみると問題点もあります。
結局のところ渡航先の出国時間から72時間以内の陰性証明書でなければならないため、日本で検査を受ける時間と出国時間がかかわってきます。
具体例な例を挙げてみます。
- 8月20日~22日の2泊3日の旅行
- 帰国する便の出国時間が22日20時
このケースだと有効な陰性証明書は19日20時以降となります。
20時以降でもPCR検査をしているところがあれば問題ありませんが、多くの検査場ではこの時間はすでに受付はしていないのではないかと思います。
つまり、このケースでは日本を出国する当日に検査を受けてから出国することになりますが、日本を出国する時間が7時台や8時台の場合もかなり厳しいでしょう。
そもそも、日本出国当日の検査が有効かどうかが書かれていないため、この方法も有効かどうかは微妙なところかもしれません。
仮に認められたとして、陰性であれば問題ないですが、陽性だった場合は帰国できないというリスクがある状態での出国ということになります。
もう1つの問題点としては時差はどうなるのかが気になります。
変更による恩恵は1泊2日の場合
2泊3日でも渡航先の国の出国時間が昼間から夕方ごろであれば今回の変更による恩恵はありますが、出国時間が遅い場合はぶっちゃけ厳しいと言えます。
そのため、今回の変更で最も恩恵を受けるのは1泊2日の超弾丸旅行になるのではないかと思います。
行先としてはアジア圏ということになりますが、台湾はと中国はいまだに外国人旅行者の受け入れを停止しているため、韓国、タイ、ベトナム、カンボジアなどの1泊2日旅行が最も恩恵を受けることになるのではないかと思います。
こんなことをするなら陰性証明書を撤廃するか、帰国後にPCR検査を受けて結果を報告する形式に変えてくれた方がはるかにマシかと思います。
【2022年8月24日追記】帰国前のPCR検査が条件付きで免除決定!
これから海外旅行を計画している方に朗報です。
海外旅行の足かせになっていた帰国前のPCR検査が条件付きで免除になりました。
PCR検査の免除は9月7日(水)から
帰国前のPCR検査が免除となる日は9月7日(水)からに決定しました。
そのため、9月7日以降に海外から帰国する方は帰国前にPCR検査をする必要がない方も出てくることになります。
免除の条件は枠線接種回数が3回以上の方
帰国前のPCR検査が免除となる条件はワクチン接種を3回以上接種している方となります。
おそらくですが、コロナ過でも海外旅行へ行く方はワクチン接種を3回している方がほとんどではないかと思います。
そのため、ワクチン接種を3回している方は思いっきり旅行を楽しみましょう。
2回しか打っていない方はPCR検査を免除にしたい場合は早めに3回目の接種を済ませましょう。
もし、3回目のワクチンを打ちたくないという場合はこれまで通り、帰国前のPCR検査が必要となります。
3回接種で入国前PCR検査を免除へ 入国者数の上限も引き上げへ
【帰国困難者続出中!】海外でコロナ陽性となった場合について
コロナ過での海外旅行は日本への帰国のことを考えしっかり対策すると思いますが、それでもやはり感染してしまう時はあります。
では、実際に帰国前の検査で陽性となってしまった場合にどうなるのか事前に知っておきましょう。
各所への連絡
まずは、陽性判定が出てしまった場合には各所に連絡をする必要があります。
- 航空会社、またはツアー会社
- 渡航先の日本領事館
- 加入している保険会社
航空会社やツアー会社には検査で陽性になったたことをしっかりと伝えることで、飛行機の変更が無料で行ってもらえる可能性もあります。
渡航先の国に知り合いがいれば、その方に協力してもらえばよいかもしれませんが、誰も知り合いがいない場合はまずは日本領事館に助けを求めるようにしましょう。
ただし、土日は休みとなるため、注意が必要です。
また、治療費のこともあるため、保険会社の連絡先は事前に調べておきましょう。
最低限の隔離期間は国によって違う
最低限の隔離期間は国によって違いあり。
- タイ:最低10日間
- ハワイ:最低5日間
- マレーシア:最低4日間
- 韓国:最低7日間
少し調べてみましたが、やはり国によって隔離が必要な期間は違いがあります。
そのため、おおむね4日~10日間の隔離が必要になると認識しておきましょう。
ただし、これは最低限の隔離期間となります。
つまり、最低限の隔離期間が終了した時点で再度PCR検査を受ける必要があります。
この検査で陰性が出ない限りは隔離は継続されることになり、長い人だと1ヶ月以上陽性判定が出続けたというケースもあるようです。
無症状でもホテルから追い出される可能性あり
陽性判定を受けた場合はホテルに伝えるかどうか悩むところではありますが、ここは正直に伝えた方が良いかもしれません。
そして、ホテルによってはたとえ無症状だったとしても追い出される可能性もあるということは頭に入れておきましょう。
運が良ければ了承してもらえ、部屋が空いていればそのままホテルで延泊することが可能というケースもあります。
陰性になってもすぐに帰国できない可能性もあり
隔離期間終了後のPCR検査で晴れて陰性になったとしてもすぐに帰国できない可能性もあります。
これは飛行機に空きがあるかどうかに左右されます。
夏休み期間中の海外旅行は多くの方が移動するため、飛行機はやはり満席に近い状況が考えられます。
特にエコノミー席に関してはこういったことが起きやすく、料金の高いビジネスクラスしか開いていない場合はすぐに帰国したければ高いお金を追加で支払う必要性も出てきます。
【実録】海外でコロナに感染するとこうなります
実際に海外旅行中にコロンに感染してしまったYouTuberの方が動画に挙げてくれています。
非常に参考になるため、一度目を通しておいて損はないと思います。
コロナ過での海外旅行では必ず海外旅行保険に加入しておこう
海外旅行の時は万が一のことを考えて海外旅行保険に加入しておくのがベターです。
しかし、今の日本への帰国のことを考えると、万が一の時のためには必ず加入しておく必要があると言えます。
クレジットカードの海外旅行保険は事前に確認しておく
海外旅行保険の第一候補としてはクレジットカードに付帯している保険になります。
そのため、まずは付帯しているクレジットカードの保険の補償内容を確認しておきましょう。
確認しておくべき内容は以下になります。
- 自動付帯か利用付帯か
- 疾病治療の限度額
最低限、この2つの内容はしっかりと確認しておきましょう。
自動付帯であれば問題ありませんが、利用付帯の場合は少し厄介になります。
また、カードによっては普通カードでは死亡保障は付いていても、疾病やケガの治療費は補償していないカードもあります。
より安心したい場合は渡航前に加入しておく
クレジットカードの海外旅行保険だけでは不安な方は別途保険に加入しておきましょう。
ちなみに、今回の私の場合はクレジットカード以外にも万が一のために別途保険に加入しておきました。
料金は渡航先や旅行期間で変わってきますが、タイに2泊4日で1,610円の保険に加入しました。
このぐらいの料金ならばさほど負担にはならないため、心配な方は加入されることをおすすめいたします。
私が加入した保険はこちらになります。
まとめ
日本への帰国時の条件が出国72時間以内の陰性証明書が必要ということを考えると、もしものことを考えると海外旅行へはまだ行きづらいと感じるのは当然のことです。
しかし、2日~前日に陰性であることが確認ができ、入国後すぐに検査を受けるというスケジュールであればかなりの確率で陰性はゲットできると思います。
つまり、コロナ過でも海外旅行を楽しむポイントは短期旅行で人との接触機会の少ない一人旅や少人数での旅行と言えます!
少しでも海外旅行からの帰国時の不安を取り除くためにも今回ご紹介した方法を実践してみてください。
しかし、日本はいつまで陰性証明書にこだわるのか・・・