マイルをためるためにJALカードかANAカードを作りたいけど、どっちを選んだらいいのか分からなかったり、どうせ作るならお得な方を持ちたいと考えていませんか?
本記事ではJマイル初心者がJALとANAカードのどっちを作るかで悩んでいる場合はANAカードをおすすめする理由やカードの選び方などについて解説しております。
お得に旅するためにマイルを貯めるならJALよりANAカードがおすすめ!
マイルをためるためには基本的には航空会社のクレジットカードを作る必要がありますが、JALで作るか、ANAで作るかで迷ってしまいます。
しかし、迷っているなら基本的にはANAカードを作ることをおすすめしており、理由は以下になります。
- ANAカードの方が年会費がお得
- 年会費を払えばもらえるボーナスマイル
- 提携している航空会社が多い
- 特典航空券の必要マイル数がANAの方が少ない
ANAカードの方が年会費がお得
クレジットカードには年会費が無料の会社もあれば有料の会社もあります。
航空会社のカードの場合は原則として年会費が発生します。
JAL、ANAどちらも一番ランクが下の普通カードでは初年度は年会費が無料ですが、2年目以降は2,200円となります。
しかし、普通カード以上になってくるとANAカードの方が年会費が安くなっているため、お勧めできることになります。
【JAL】
- 普通カード:2,200円
- CLUB-Aカード:11,000円
- CLUB-Aゴールドカード:17,600円
- プラチナカード:34,100円
JALカードについてはこちらを参照ください
【ANA】
- 普通カード:2,200円
- ワイルドカード:7,975円
- ワイルドゴールドカード:15,400円
- ダイナースカード:29,700円
- etc・・・
ANAカードについてはこちらを参照ください
ANAカードの中でも特におすすめできるのが、ワイルドカード、またはワイルドゴールドカードになります。
この2つのカードはJALで言えばCLUB-A、またはCLUB-Aゴールドと同等のランクのカードになります。
どちらもJALカードよりも年会費が安くなっており、さらに飛行機に乗った時についてくるフライトボーナスマイルもJALと同じく25%になっています。
つまり、ANAの方が安い年会費でJALと同等のフライトマイルがもらえるため、JALよりもANAカードの方がおすすめになります。
また、普通カードではなく、ワイルドカード、またはワイルドゴールドカードがコスパが良くなります。
年会費を払えばもらえるボーナスマイル
マイル初心者の方にとっては何のこっちゃ?と思われるかもしれませんが、JALもANAもクレジットカードを作った時と継続して利用する場合には毎年ボーナスマイルをもらうことができます。
このボーナスマイルに関して条件に違いがあります。
- JAL:毎年、初回搭乗時にもらえる
- ANA:年会費を払えばもらえる
どちらが利用者にとってうれしい条件かは一目瞭然だと思います。
JALは毎年、必ず1回は飛行機に乗らなければもらえませんが、ANAは年会費を払えばもらえるのは飛行機にあまり乗らないけど、マイルは貯めたいという方には非常にありがたい条件になります。
特に今年のようになかなか旅行へ行くことができない状況になった場合にも大きな違いが出てきます。
そのため、マイル初心者にはANAカードがおすすめできると言えます。
提携している航空会社が多い
航空会社にはグループ会社というものがあり、JALはワンワールド、ANAはスターアライアンスというグループ会社に加入しています。
そして、この所属している航空会社の数がANAが加入しているスターアライアンスの方が圧倒的に多くなっています。
つまり、提携している航空会社がそれだけ多いということになります。
【ワンワールド】
- JAL
- アメリカン航空
- キャセイパシフィック
- フィンエアー
- カタール航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
など計14社※2020年9月時点
【スターアライアンス】
- ANA
- エアカナダ
- エアチャイナ
- エバー航空
- タイ国際航空
- シンガポール航空
など計26社※2020年9月時点
提携している航空会社が多いとどんなメリットがあるのかというと、マイルに関係してきます。
ANAのマイルをためていれば、提携している航空会社を利用すればANAのマイルをためることができます。
ただし、注意しなければいけない点もあり、予約クラスが低い場合は貯めることはできません。
特典航空券の必要マイル数がANAの方が少ない
特典航空券というのはいわゆるマイルを使って買う飛行機のチケットのことです。
この特典航空券の必要マイル数は航空会社によって若干違いますが、ANAは以下のように分かれています。
- ローシーズン
- レギュラーシーズン
- ハイシーズン
海外旅行の費用を抑えるためにはハイシーズン、つまり観光のベストシーズンを避けるというのはポイントになります。
それでは。実際に日本人に人気の観光地で往復分の必要マイル数をエコノミークラスとビジネスクラスで比較してみましょう。
JAL(エコノミー) | ANA(エコノミー) | |
ハワイ | 40,000マイル | 35,000マイル(L) 40,000マイル(R) 43,000マイル(H) |
韓国 | 15,000マイル | 12,000マイル(L) 15,000マイル(R) 18,000マイル(H) |
パリ | 52,000マイル | 45,000マイル(L) 55,000マイル(R) 60,000マイル(H) |
シンガポール | 24,000マイル | 30,000マイル(L) 35,000マイル(R) 38,000マイル(H) |
JAL(ビジネスクラス) | ANA(ビジネスクラス) | |
ハワイ | 80,000マイル | 60,000マイル(L) 65,000マイル(R) 68,000マイル(H) |
韓国 | 36,000マイル | 25,000マイル(L) 30,000マイル(R) 33,000マイル(H) |
パリ | 11,000マイル | 80,000マイル(L) 90,000マイル(R) 95,000マイル(H) |
シンガポール | 80,000マイル | 55,000マイル(L) 60,000マイル(R) 63,000マイル(H) |
エコノミークラスに関してはシンガポールをはじめとした東南アジアの国では全体的にJALの方が少なくて済んでいました。
ただし、ビジネスクラスとなるとレギュラーシーズン、ハイシーズンであっても、ほぼANAの方が必要マイル数は少なくて済みます。
そのため、ANAでマイルを貯めてビジネスクラスに乗って海外旅行へ行くというのがおすすめになります。
【カードの選び方】JALとANAのどっちが自分に合っているか知らないと損をする!
マイル初心者がJALかANAのどっちのカードを作るかで迷った場合はANAがおすすめではありますが、選び方を間違えるとかなり損をすることにもなりかねません。
どっちのカードを作るか迷った場合は以下の4つを基準に自分に合ったカードを作る方法もあります。
- よく利用する空港の就航状況で選ぶ
- 単純に好きな方で選ぶ
- フライトマイルを稼ぎたいならJALカード
- 飛行機にあまり乗らないならANAカード
よく利用する空港の就航状況で選ぶ
現実的な選び方としてはこちらになります。
例えば、海外旅行へ行く時にJALの便はあるけど、ANAの便がない。
この場合はANAカードを作っても意味がなく、作るべきはJALカードです。
そのため、ご自身の家から近い空港がJALとANAのどちらの便が多く出ているかを調べてから作るということになります。
単純に好きな方で選ぶ
最もシンプルな選び方が単純に好きな方を選ぶという方法です。
なんとなくJALの方が好き、なんとなくANAの方が好き。
ぶっちゃけ、こういった理由で選ぶのもありですが、条件としてはどこへ行くにしても常にJALとANAの2択がある場合です。
もし極端にどちらかが少ない場合は就航状況で選ぶようにしましょう。
フライトマイルを稼ぎたいならJALカード
カードを作り飛行機に乗るとフライトマイルがもらえます。
このフライトマイルをガッツリと稼ぎたい場合はJALカードがおすすめです。
JALにはあって、ANAにはないのが「ツアープレミアム」というオプションです。
こちらはフライトマイルが予約クラスにより100%もらえない場合でも、オプションに加入していることにより100%のマイルがもらえるというものです。
- 東京-ホノルル:3,831マイル
- 東京-シンガポール:3,312マイル
- 東京-パリ6,194マイル
こちらは100%のマイルになりますが、予約クラスによっては70%しかもらえなかったり、50%しかもらえないということにります。
100%もらうことにこだわる必要はあるのか?
こんな疑問も出てくると思いますが、仮に東京-パリで50%しかもらえなかった場合は3,097マイルになります。
ではこの3,097マイルを稼ぐためにいくら必要かというと、約15~30万円必要になります。
そして、ツアープレミアムは年間2,200円になります。
どちらがお得かは一目瞭然だと思います。
そのため、飛行機によく乗り、フライトマイルをガッツリ稼ぎたい方はJALカードがおすすめです。
飛行機にあまり乗らないならANAカード
飛行機にあまり乗らない、いわゆる「陸マイラー」の方はANAカードがおすすめです。
理由は以下になります。
- 年会費が安い
- 年会費を払うだけでボーナスマイルがもらえる
- ポイントサイトでマイルためやすい
- 楽天ポイントをANAマイルに変えられる
飛行機に乗る機会が少ないのであれば、年会費はやはり安い方がいいですし、ANAは年会費を払うだけで毎年ボーナスマイルがもらえます。
JALカードの場合は飛行機に乗らなければボーナスマイルはもらえません。
また、日本で最も利用されているといわれているのが、楽天カードになりますが、楽天ポイントはANAマイルに変えることができます。
うまく、カードを使い分けることでガッツリ貯めることができます。
私がANAカードではなくJALカードを作った理由
私はJALマイラーですが、ANAカードがおすすめと言っているのになぜJALカードを作ったのか。
この説明をしていきます。
- 初めての海外ひとり旅で利用したのがJALだったから
- 初めての海外ひとり旅の時にANAの選択肢がなかったから
- フライトマイルでガッツリ貯めるため
初めての海外ひとり旅で利用したのがJALだったから
私がJALカードを作った理由は初めての海外一人旅の時に利用した航空会社がJALだった。
理由はこれだけです。
また、なんとなくJALを利用したかったというのも理由になります。
初めての海外ひとり旅の時にANAの選択肢がなかったから
初めての海外一人旅の時になんとなくJALを利用しましたが、後でよく調べたところ、まさかのANAの便がありませんでした。
また、初めての海外ひとり旅で台湾に行き、台湾の魅力にはまり毎年行くことを考えると、やはりJALカードを作った方が良いと考えました。
フライトマイルでガッツリ貯めるため
今年は新型コロナウイルスの影響で海外旅行へ行けませんが、昨年までは年に3回は海外ひとり旅に行っていました。
そのため、フライトマイルでガッツリ貯めたいと考えたため、JALカードを選びました。
まとめ
マイルを貯める時にJALとANAのどっちでカードを作るかは多くの方が悩む部分になります。
選び方は人それぞれですが、マイル初心者の方には私個人としてはANAカードをおすすめしています。
特に海外旅行に年に1回行くか行かないかだけど、マイルは貯めておきたいという方には特におすすめできるカードです。
何よりも年会費が安く、年会費を払えばボーナスマイルがもらえる、ビジネスクラスにもJALよりも少ないマイルで乗れるというのは大きなメリットになります。
まだ、ANAカードを作っていないという方は、まずは試しに作ってみましょう。