海外旅行に行く時に気になる問題の一つとして現地で使う現金っていくらぐらい必要なんだろう?
こういった疑問を持たれる方も多いかと思います。
実際に私も初めての海外ひとり旅で台湾へ行った時に日本より物価が安いということは調べて分かっていましたが、いくら持っていけば良いんだろう?とちょっと悩みました。
そのため、今回は現金はどのくらい持っていけばいいか?についてお話していきます。
海外旅行の時に必要な現金っていくら?
海外旅行へ行ったことがある方であればある程度の目安というのは分かるものですが、海外ひとり旅初心者の方や海外旅行にすら行ったことがない方からすると「一体いくら持っていけばいいんだ?」となるのは当然のことです。
まずはいきなり答えから言わせていただきますと、正解はありません!つまり、「人によって必要な金額は違ってきます。」
はっきりと言わせていただきますと、これが答えになってしまいます。
海外だとスリや強盗の問題もあるため、できるだけ現金は持ち歩きたくない・・・という方にとっては余計困ってしまいますよね。
お気持ちは十分にわかります。
でも、本当にこれが答えになってしまいます。
また、確認しておきたいのが、あなたが買い物をする時は現金派ですか?それともカード(キャシュッレス)派ですか?
この時点でも必要な金額は変わってくると思います。
現金派の方であれば多く持っていく必要がありますし、カード派の方であれば必要最低限で良いと思います。
ただし、海外では日本にはない「チップ」というものを支払わなければいけない国もあります。
チップとなるとカードで支払うことは殆できないために現金が必要になってきます。
また、カード派の方でも手持ちの現金がなくなったらその都度ATMでキャッシングという選択肢もありますが、借り入れになるため利息が付き、さらに手数料がかかります。
そのため、できれば最初にある程度の金額を用意するべきだと思います。
海外で現金が必要なケース
- チップ
- タクシー
- コンビニ
- 屋台
- 公共交通機関
海外ではこのような場面では現金でしか支払うことができないことがあります。
特にコンビニではカードの支払ができないということは日本では考えられない話ですが、実際にこういった国はあります。
また、国によってはタクシーでカードでの支払いを希望しても「No!」と断られることも普通にあるため、タクシーでの移動を考える方は現金は必ず用意する必要があります。
屋台に関してはカード(キャッシュレス)決済ができる所もありますが、基本的には現金での支払いとなります。
旅行の目的や旅のスタイルによる違い
海外ひとり旅であったり、海外旅行へはどんな目的で行かれますか?
女性の場合は免税店での化粧品などの買い物がメインであれば基本はカードで支払うようにすれば現金は最小限で大丈夫でしょう。また、買い物がメインでも現金派の方であればそれだけ必要になってきます。
有名な観光地巡りが目的であれば入場料が必要になることもあり、現金で支払う必要があるため多めに持っていく必要があります。
旅行も個人手配やフリープランであれば移動や食事なども自分でしなければいけないため、現金は多め、逆にパッケージツアーであれば移動や食事は旅行代理店が用意してくれるため、現金は少なめで大丈夫でしょう。
食事の際も国によっては屋台文化の国もあるため、食事は屋台を基本にしたり現地の人が行くようなローカルなお店に行きたい方は現金は多め。
観光客が多く集まる有名店やレストランでの食事がメインとなる方はカードが使える場所が多いため、現金は少なめでいいでしょう。
大まかな目安となる金額の決め方
海外に行く際に用意する現金は人によって違ってくるため答えはありませんが、大まかな目安となる金額を決める方法があります。その方法が・・・
例えば2泊3日の旅行のケースで考えてみましょう。
- 【現金派】3日×10,000円+5,000円=35,000円
- 【カード派】3日×5,000円+3,000円=18,000円
こういった感じで1日に使える現金の予算を決めておき、その中でやりくりするという方法があります。
もちろん、上記の金額は一つの例えになるため、1日の上限金額は変更してもらっても問題ありません。
現金派の方で性格的に持っている分は使ってしまう場合は多めに用意しておけばいいですし、貧乏旅行を楽しむ方は少なめでいいでしょう。
また、国によっても物価が違ってくるため、日本よりも物価が安い東南アジアの国であれば1日の上限金額10,000円は少し多すぎるため、もう少し抑えても良いかもしれません。
逆に欧米諸国であれば日本と同等の物価になるため、1日10,000円でも問題ないのではないかと思います。
ただし、カードに関してはどこで使えるかがわからないために、カード派の方でも少しだけ多めに用意しておくことをお勧め致します。
実際にひとり旅で使った金額のご紹介
私は普段はカード派の人間ですが海外では現金派になるため、実際に使用した内訳をご紹介致します。
私の場合はすべて個人手配で食事も観光客が行くようなレストランにはほぼ行かず、屋台で済ませるタイプになります。
【台湾へ2泊3日で1元3.6円で計算】
- 食事:1334元=4,802円
- 交通費:700元=2,520円
- 雑費(マッサージ含む):1500元=5,400円
- お土産:533元=1,918円
【合計=14,640円】
【タイに2泊4日で1バーツ3.6円で計算】
- 交通費:409バーツ=1,472円
- 食事:1,334バーツ=4,802円
- 雑費(マッサージ含む):699バーツ=2,516円
- お土産:802バーツ=2,887円
【合計=11,678円】
台湾もタイも物価は日本の1/3ほどになるため、日本よりは安くなりますし、食事もほぼ屋台で食べ歩きで済ませるために全て込みでも大体1日5,000円程度になります。
また、アジアでは日本以外の国は公共交通機関は非常に安くなっています。
交通費がこの金額でもある程度の観光地は回ることができます。
食事の面でもっと贅沢をしたい方はもう少し持っていった方が良いということになります。
日本から持ち込む現金は金額によっては申告する必要あり
海外旅行へ行く時には現金はある程度は持っていく必要がありますが、日本から海外へ持ち込める金額にも限度があり、一定の金額以上を持ち込む場合には渡航先の国の税関で申告が必要になります。
限度額は国によって違いますが、おおむね50〜100万円ほどが限度額になり、この金額以上を持ち込む場合は入国前に必ず税関で申告をしなければいけません。
もし、申告をしない、忘れている状態で税関で捕まり現金が見つかった場合はもちろん罰則金を支払う必要があります!
とは言いうものの、一人旅でこれだけの現金を日本から持ち込む方はまずいないでしょうが、カジノで勝負するために大金を持ち込む場合にはご注意ください。
また、日本から100万円以上を持ち出す場合は日本の税関で申告する必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
海外旅行の時に必要な金額は国の物価、旅の目的、現金派orカード派、滞在日数など人それぞれ違ってくるため、この金額が正しいというのはありません。
どこの国に、どのくらいの期間滞在し、自分がどのようにひとり旅をするのかを考えて、1日の予算を決めてみてください。一度でもひとり旅を経験してしまえば、自分に必要な現金がどのくらいかが分かるようになります。