コロナ過でも隔離なしで海外旅行へ行ける国や隔離なしで海外旅行をするための条件があれば知りたいと考えている方へ。
2022年の春から徐々に海外旅行へ行ける国が増えてきており、実際に今年のゴールデンウィークは久しぶりの海外旅行をエンジョイした方も多いようです。
本記事ではコロナ過の今でも海外旅行へ隔離なしで行ける国がどこか、隔離なしで入国するための条件、おすすめの国、帰国時の注意点、コロナ以外にも気を付けることなどについてお話していきます。
さぁ、海外旅行へ行こう!コロナ過の今でも隔離なしで行ける国とその条件
2022年の春から各国が外国人旅行者の入国条件も緩和されてきました。
そこで、コロナ過の今でも海外旅行へ隔離なしで行ける国とその条件に付いてお話していきます。
【人気の海外旅行先】コロナ過でも隔離なしで行ける国はここ
コロナ過の今でも隔離なしで海外旅行へ行ける人気観光地はこちらになります。
- アメリカ※ハワイ含む
- カナダ
- オーストラリア
- イギリス
- フランス
- イタリア
- ドイツ
- タイ
- シンガポール
- マレーシア
- ベトナム
- フィリピン
このように改めて探してみると、そこそこの国が海外旅行客の受け入れ再開をしていることが分かります。
行きたい国はありましたか?
今年はゴールデンウィークを海外で過ごしたという方も多いようですが、今の状況を考えると今年のお盆なども海外旅行へ行かれる方はきっと多いのではないかと思います。
海外旅行時に隔離なしで入国するための条件
現時点でも隔離なしで海外旅行へ行ける国はそこそこあることが分かりました。
それでは次に隔離なしで入国するための条件についてです。
国によっても若干違う部分はありますが、おおむね以下の要件をクリアしていれば隔離なしとなります。
- ワクチン接種を3回以上※国によっては2回でもOK
- 出国前の陰性証明証※国によっては不要
- ワクチン接種証明証(ワクチンパスポート)
- 渡航先の国が指定するアプリの取得
さすがに各国の入国条件を紹介するのは大変なため、下記サイト、または外務省のサイトにて海外旅行を考えている国で検索してみてください。
参考サイト:新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置
【超簡単】紙のワクチン接種証明書をiphoneのウォレットに入れる方法
東アジアは海外旅行再開は未定状態
東アジアの国は海外旅行再開は未定状態です。
東アジア、つまり日本、中国、韓国、台湾に関してはビジネスでは認められてはいるものの、いまだに外国人旅行者の受け入れは再開されていません。
日本は6月から少人数の団体客から再開し、様子を見るようですが、その他の国はまだ未定となっています。
台湾に関してはひょっとすると7月ごろから外国人旅行者の受け入れを再開するかも?という情報もありますが、こちらもまだ確定情報ではありません。
コロナ過でも海外旅行に行ける国!おすすめは「微笑みの国タイ」
コロナ過の今でも海外旅行へ行ける国はそこそこありますが、その中でもおすすめの国は微笑みの国タイになります。
タイがおすすめできる理由は以下3点になります。
- ワクチン3回接種で隔離なし
- 出国前のPCR検査の陰性証明書もすでに不要
- 円安の影響もそこまで受けていない
ワクチン3回接種で隔離なし
タイではワクチンを3回接種していれば、隔離なしで入国することができます。
また、5月からは入国後のPCR検査も必要なくなり、ホテルでの検査結果を待つための待機も不要になっています。
さらに、7月以降はすべての規制を撤廃し、ワクチン接種を行っていない外国人旅行者も受け入れる方向で政府が動いています。
ここまでの規制緩和を予定しているのは今のところタイだけではないかと思うため、コロナ過の今でも海外旅行へ行くならタイは非常に行きやすい国と言えます。
出国前のPCR検査の陰性証明書も不要
タイは出国前のPCR検査の陰性証明書も不要となっています。
そのため、2022年5月時点ではワクチンを3回接種し、これを証明するためのワクチン接種証明書を用意しておけばOKということになります。
出国前のPCR検査費用が浮くというのは非常に大きいことだと思います。
また、ワクチン接種を3回行っていない方でも出国72時間前のPCR検査の陰性証明書があれば隔離が免除されます。
そのた、タイランドパスの申請は必要となります。
タイ入国の詳細はこちらを参照ください。
参考リンク:2022年5月1日以降にタイ渡航予定のタイ国籍を有しない方 の入国手順
円安の影響もそこまで受けていない
日本では20年ぶりの超円安となっており、一時は1ドル131円まで行きました。
今現在も円安が続いており、バーツに関してもやや円安に動いていますが、それでも他の通貨と比較するとそこまで大きな影響は受けていません。
物価に関してもタイはそもそも日本よりも安いため、多少円安になったとしてもしれていますし、食事に関してはレストランではなく、屋台で食べれば安く済ませることは可能です。
そのため、円安の影響もそこまで受けていないタイはおすすめではないかと思います。
【バンコクの治安は悪いの?】ひとり旅をした私が感じた実際の治安
海外旅行から日本への帰国時の注意点
海外旅行から日本への帰国時の以下3つの注意点があります。
- ワクチンを3回接種していない場合は自宅での自主隔離が必要
- 帰国時には渡航先で72時間以内のPCR検査の陰性証明証が必要
- 乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ時間に余裕を持った便を予約する
ワクチンを3回接種していない場合は自宅での自主隔離が必要
ワクチンを3回接種していない場合は以下のようになります。
- 日本入国後7日間の自宅等待機
- 3日目に検査を受け、結果が陰性であればそれ以降の待機は不要(検査をしない場合は7日間待機)
国によっては2回のワクチン接種で隔離不要となりますが、日本では3回接種が必要なっています。
帰国時の隔離免除のことも考えると海外旅行へ行く場合はワクチンは3回は接種しておく方が無難となります。
【隔離免除の条件:2022年3月1日~】
- ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ製ワクチンのいずれかを2回摂種していること
- 3回目以降にファイザー、モデルナのいずれかを接種していること
- 検疫の指定国・地域滞在がないこと※イタリア、イギリス、フランス、ドイツなど
隔離免除の対象国はこちらを参照ください
帰国時には渡航先で72時間以内のPCR検査の陰性証明書が必要
私が個人的に面倒くさいのがこの帰国の際のPCR検査の陰性証明書です。
この書類が必要ということは旅行先でPCR検査を受ける必要があるということです。
つまり、それだけ余分にお金も必要となりますし、探す手間もかかるということになります。
日本は入国時にPCR検査をするので事前の陰性証明証は不要にしてもらいたいものです。
乗り継ぎがある場合は乗り継ぎ時間に余裕を持った便を予約する
うぉーしまったー!
帰りの羽田空港乗り換え、日本の検疫の手続きがあってそれが3~4時間かかるらしく、乗り継ぎ時間考えず一時間半のチケット取ってしまったー!
乗り遅れの場合自己責任と言われて凹んでたら、もしそうなった場合は遅れても変更してくれるとの事!
感謝 JAL!#LCCだとこうはいかない pic.twitter.com/KQZC1GxRji— 炎のしんたろう (@shintaro75) May 16, 2022
全ての方ではありませんが、日本に帰国後に乗継便がある場合は要注意です。
日本に入国する際には書類のチェックに始まり、入国前に抗原検査を受け、検査結果が出るまで入国審査に進むことができません。
さらに、帰国便が多い時間帯で検疫所が混みあう時間帯であればすべてが終わるまでに3~5時間ほどかかるそうです。
Twitterの情報では乗継便に間に合わなかった・・・という声もあります。
そのため、羽田空港、成田空港、関西空港などから乗り継ぎがある場合はこの乗継便には注意が必要となります。
コロナ過での海外旅行で気を付けたいこと
多くの方が久しぶりの海外旅行になりますが、コロナ過での海外旅行で気を付けなければいけないことについて見ていきましょう。
コロナに感染しないこと
まず第一にコロナに感染しないよう注意しましょう!
注意して何とかなるならここまで爆発的な感染は起きないかもしれませんが、感染すると色々と厄介になります。
- 帰国できない
- 仕事ができない
- 保険に入っていなければ莫大な医療費がかかる
海外旅行中にコロナに感染してしまえば、このような事態に陥ってしまいます。
そんため、海外旅行中でも人が多い場所ではマスクを付ける、手指の消毒をするという基本的な感染予防対策は怠らないようにしましょう。
コロナ以外の感染症も流行中のため要注意
現在、海外ではコロナ以外にも流行している感染症があるため注意が必要です。
- 欧米では小児の原因不明のウイルス性肝炎
- 東南アジアではデング熱
- オーストラリアでは日本脳炎
欧米で流行っている原因不明のウイルス性肝炎は多くはアデノウイルスが原因ではないかという仮説が立てられています。
アデノウイルスは飛沫感染やプールでの接触感染により風邪症状や角膜炎、腹痛、下痢などの症状が出てきます。
デング熱はデング熱ウイルスを持った「蚊」に刺されることにより発症しますが、コロナ対策を優先していたために、蚊の駆除が追い付いていないことで蚊が大量発生しているため流行しているようです。
そのため、蚊に刺されないよう虫除けスプレーでしっかりと対策をするようにしましょう。
日本脳炎は日本では予防接種をしっかり行っているため心配する必要はありません。
しかし、日本脳炎も蚊を媒体として感染するため、念のため虫よけスプレーは用意しておきましょう。
参考リンク:各種の感染症、世界各地で発生 ~新型コロナで対策に遅れ~
スリ対策は万全に!
スリ対策は万全にしておきましょう。
海外旅行時は日本人は特に狙われやすいため、コロナ以前からスリ対策は必要ではありました。
しかし、2年以上にわたり海外旅行ができなかったため、久しぶりの海外旅行で気が緩んでしまう可能性も十分あります。
そのため、海外旅行に慣れている方であっても初心に戻り、スリ対策は万全にしておきましょう。
海外旅行保険には必ず加入する
海外旅行保険には必ず加入しておきましょう。
コロナ過での海外旅行で1番気を付けたいのがコロナに感染することです。
日本人が海外旅行中にコロナに感染した場合は当然、治療費、入院費は自腹となります。
クレジットカードに付帯している海外旅行保険で賄えれば問題ありませんが、足りなかった場合のことを考えて、しっかりと海外旅行保険には加入しておきましょう。
また、国によってはコロナ過での入国に保険への加入を条件にしている国もあります。
2022年の海外旅行はコロナ以外にも影響をうける可能性大
少しづつではありますが、海外旅行へ行ける国も増えてきました。
しかし、コロナ以外でも海外旅行に影響が出る新たな問題が3つ起きています。
その3つの問題がこちらになります。
- 20年ぶりの円安の影響
- 各国での物価の高騰
- 燃油サーチャージ料の高騰
20年ぶりの円安の影響
今現在、日本の通貨である円はメチャクチャ価値が下がっており、2022年5月2日時点で1ドル130.2円と20年ぶりの超円安になっています。
ちょうど1年前の2021年5月2日ですと1ドルは108.9円となっています。
同じ1万円を両替した場合昨年でも91.8ドルだったのに対して、今では76.8ドルと15ドル(約1,950円)も変わってくることになります。
ちなみに円と米ドルだけではなく、他の国と円の為替の状況でも円安が進んでいます。
- カナダドル88円→101.2円
- 台湾ドル3.9円→4.41円
- オーストラリアドル84.6円→91.8円
- バーツ3.48円→3.79円
- ユーロ132.5円→137.3円
- ※2021年5月と2022年5月の比較
我々日本人はどこの国に行っても以前よりも旅費が高くなってしまう悲惨な状況になっています。
各国での物価の高騰
ロシアのウクライナ振興の影響で日本のみならず各国で物価が上昇している状況です。
そのため、日本人が海外旅行へ行くと円安の影響に加えて、現地の物価の上昇の影響も出てくることになります。
ロシアとウクライナの問題は長期化しそうな気配があるため、2022年中は少なからず影響があるかと思います。
燃油サーチャージの高騰
6月から飛行機の燃油サーチャージが倍以上に跳ね上がります😱 海外に行かれる予定の方は来月中にチケットを購入することをお勧めします。バンコクは上段がJAL、下段がANAです。 pic.twitter.com/P63gEhwqgE
— ヨッシー ヨッシー (@1UVGTCGZAiKPqrm) April 28, 2022
円安、物価の上昇に追い打ちをかけるように飛行機の燃油サーチャージ料も6月以降に高騰するとされています。
こちらも円安の影響に加えて、原油価格の高騰のダブルパンチによることが原因となります。
「そもそも燃油サーチャージ料ってなんだよ?」という方もいるかもしれません。
海外航空券は以下の3つの料金からなります。
- 航空券代
- 各種税金
- 燃油サーチャージ料
分かりやすく言えば、飛行機の燃料代ということになります。
6月以降はこの燃油サーチャージ料が約2倍に跳ね上がると考えればよいかと思います。
さらに8月以降はさらに上昇する可能性もあるとされています。
そのため、海外旅行を考えている方は5月中に航空券を予約することをおすすめします。
まとめ
すでに隔離なしで海外旅行へ行ける国はそこそこありますが、国によって若干ですが条件が異なっています。
しかし、多くの国ではワクチンを3回接種、もしくは2回接種していれば陰性証明書の提出も不要という国も出てきています。
そのため、ワクチン接種が済んでいる方はまずはワクチン接種証明書を自治体に申請し、取得しておくようにしましょう。
また、今は海外ではコロナ以外の感染症も流行しているようなので、この点に関しても注意する必要があります。
あとは、今の円安が早く改善されることを願いましょう。