タバコを吸う人が海外旅行へ行く時に気になるのがタバコは持ち込めるのかどうかです。
私自身もタバコを吸うため、初めての海外旅行で台湾へ行く時にタバコは持ち込めるのかどうかや、税金がかかるのか、タバコを吸う際の禁止事項などいろいろ調べました。
本記事では台湾にタバコを持ち込めるかどうかや、持ち込む際の注意点、台湾以外の国のタバコ事情について解説していきます。
【下手すりゃ罰金】台湾へ行く時のタバコの持ち込み制限について
日本人に大人気の海外旅行先である台湾のタバコ事情は以下のようになっています。
「知らなかった、バレなきゃ大丈夫でしょ。」
このような考えを持っていると罰金を支払うことになるかもしれません。
- 台湾にタバコは持ち込むことができる
- 紙タバコは200本までなら免税のため申告不要
- 台湾に電子タバコは持ち込みNG
- 日本で売っているタバコはほぼ台湾でも買うことができます
- 日本への帰国時は400本まで免税です
台湾にタバコは持ち込むことができる
まず最初に日本から台湾へ行く際にタバコは普通に持ち込むことができます。
また、持ち込む際はスーツケースに入れる必要はないため、機内に持ち込んでしまえばOKです。
そのため、特に何も考える必要はないので、出国審査が終わった後でも空港内の喫煙スペースでゆっくりと時間を過ごし、フライトを待ちましょう。
ただし、ライターは1人1つと決まっているため、ご注意ください。
紙タバコは200本までなら免税のため申告不要
台湾にタバコを持ち込むことはできますが、免税範囲、つまり税金を払う必要がないのは紙タバコの場合で200本(1カートン)までと決まっています。
もちろん、手持ちの分と合わせて200本になります。
1カートン+手持ちの分の場合は課税対象となるため、入国時にちゃんと申告をするようにしましょう。
バレた時には罰金が待っています。
罰金額は1カートンで1,000元(3,800円ほど)
台湾に、加熱式および電子タバコは持ち込みNG
加熱式および電子タバコは台湾には持ち込めません。
日本では紙タバコからIQOS、gloなどの加熱式タバコに切り替えた方は相当数いらっしゃいますが、残念ながらこのような加熱式タバコは台湾に持ち込むことはできません。
つまり、加熱式タバコを日本で吸っている方は2択を迫られることになります。
- 紙タバコを吸う
- 禁煙する
あなたはどちらを選びますか?
この機会に思い切って禁煙するのも1つの選択肢ではないかと思います。
もし、使用しているのが見つかった場合は2千台湾元(約8,600円)以上、1万元(約43,000円)以下の過料となります。
参考サイト:台湾、電子たばこ禁止へ 喫煙可能年齢も20歳以上に変更へ 2歳引き上げ
日本で売っているタバコは大体台湾でも買うことができます
日本から200本までは持ち込みができるため、紙タバコ愛好家で短期旅行者の場合は気にする必要はありません。
しかし、長期の旅行者や移住する方が気になるのが、日本で吸っているタバコは台湾で買うことができるかどうかです。
答えは基本的には日本で売っているタバコは台湾でも買うことができます。
ただし、あまりにもマイナーな物は売っていない可能性もあります。
ちなみに、私はマールボロを吸っていますが、台湾でも普通に売っており、2種類?あるようです。
台湾から日本への帰国時は400本まで免税です
台湾へ行く時は200本までは免税になりますが、逆に日本へ帰国する時はどうなの?という疑問も生じてくると思います。
日本へ帰国する際は2018年10月から400本、つまり2カートンまでは免税となっています。
これは年々タバコ税が増額されている日本人にとっては助かります。
というのも、台湾は日本よりもタバコが安く買えるうえに、空港の免税店で買えばさらに安く買うことができます。
私も台湾へ行った際は帰りに空港の免税店で1カートンは買うようにしています。
具体的な金額は覚えてはいませんが、1カートンで日本円で3,000円もしなかったはずです。
台湾でタバコを吸う時に気を付けなければいけないこと
台湾でタバコを吸う時に気を付けなければいけないことがいくつかあります。
日本と同じような感覚で吸っていると痛い目に遭う可能性がありますし、台湾人にも日本人はマナーが悪いと思われかねないためしっかりとルールを守りましょう。
- 歩きタバコは最悪罰金を払うことになります
- ホテルをはじめ、レストランなどの室内は全面禁煙
- 同じ銘柄でも日本と台湾では味が違う
歩きタバコは最悪罰金を払うことになります
台湾では路上喫煙はそれほど厳しく取り締まられることはありません。
実際に街中では台湾の方たちは普通に路上喫煙をしていますし、警察が目の前にいても座ってタバコを吸っている分には注意されている場面を見たことがありません。
しかし、歩きタバコに関しては罰金対象になります。
そのため、無駄に罰金を払いたくない方は特に歩きタバコは止めましょう。
親日国だからといって日本人には寛容なんじゃないの?という甘い考え方は持たないように!
また、日本では街中に灰皿が用意されていることはありません。
しかし、台湾は観光地だけではなく、街中にもゴミ箱と灰皿が設置されているため、こういった場所を探してタバコを吸うようにしましょう。
もしくは、携帯用灰皿を用意しておき、人気の少ないところを選んで座って吸うようにしましょう。
【公共施設はNG】ホテル、レストランなどの室内は全面禁煙
台湾では日本と同じく、ホテルをはじめレストランなどの室内では全面禁煙になっています。
そのため、ホテルを予約する際に喫煙室を希望しても意味がありません。
ただし、ホテル、レストランの室内ではタバコを吸うことはできませんが、ホテルの外やレストランの入り口付近には灰皿が設置されているため、こちらでなら吸うことができます。
また、日本では公共の施設内に喫煙スペースが設けられていることがありますが、台湾では公共施設内では吸うことはできません。
同じ銘柄でも日本と台湾では味が違う
先ほど、日本で売られているタバコは台湾でも買うことができるというお話をしましたが、1つだけ注意点があります。
その注意点が「同じ銘柄でも日本と台湾では味が違う」ということです。
これは嘘のような本当の話です。
私はマールボロを吸っていますが、明らかに日本の方が味はおいしいく感じ、台湾のマールボロはまずいです。
初めて台湾に行った時に手持ちの分がなくなったため、コンビニで買いましたが、この時に味の違いを感じました。
そのため、短期旅行の方は200本までは免税になるので日本で買っていくか、出国する際に空港の免税店でタバコを購入することをおすすめします。
また、安ければ味が多少違ってもOKという方は台湾のコンビニや免税店で購入しましょう。
私は安く買えるため、毎回、桃園国際空港の免税店で帰国時に1カートンは買うようにしています。
桃園国際空港、台北駅の喫煙エリアはここ!
空の旅を終えてまずは一服したい方、台北駅で喫煙可能な場所をご紹介いたします。
桃園国際空港の喫煙エリア
桃園国際空国の第1ターミナル、および第2ターミナル共に空港の外に出て、右端、または左端に行けば喫煙エリアが設置されています。
また、どの階数でも喫煙エリアが設置されているため、スーツケースを回収してまずは一服したい方は到着ロビーからそのまま外に出ればタバコを吸うことができます。
台北駅の喫煙エリア
台北駅周辺は最近路上喫煙に厳しくなったという情報がありますが、台北駅にも喫煙スペースが設置されていました。
場所は台北駅の西1という出口の右斜め前にあります。
台北駅ではこの場所しか確認できなかったため、台北駅についてタバコを吸いたい方はこちらの場所を目指してみましょう。
海外旅行で人気の台湾以外の国にタバコを持ち込む時の注意点
台湾のタバコ事情についてお話ししてきましたが、おまけとして日本人に人気の海外旅行先であるシンガポールとタイに関しても少しだけお話していきます。
シンガポールは「タバコ1本」から課税対象
シンガポールはタバコに非常に厳しい国のため、タバコ1本から課税対象となります。
そのため、タバコを持ち込む方は必ずスーツケースを回収した後に申告をして証明証をもらう必要があります。
もし、申告しなかった場合に荷物検査で見つかってしまうと最高で5,000シンガポールドル(日本円で約40万円)の罰金になります。
また、運よくチェック対象から外れて、入国できてもシンガポールのタバコには「SDPC」というマークが1本1本に書かれています。
申告をしていないため証明証がない状態で警察に確認を求められた場合は即罰金となり、1箱につき500シンガポールドル(約4万円)もかかってしまいます。
その他、注意点は以下のようになります。
- 電子タバコの持ち込み禁止
- ホテル、レストラン内は禁煙
- 歩きタバコ禁止
- ポイ捨て禁止
このようにシンガポールはタバコに対しては非常に厳しい国になります。
しかし、ある意味では「分煙」がしっかりとされている国という捉え方もでき、事実、街中にはいたるところに灰皿が設置されています。
そのため、ルールさえしっかりと守れば特に問題はありません。
また、シンガポールでタバコを買うと1箱1,400円ほどします。
タイはホテルによっては室内での喫煙ができる
タイはホテルによっては室内での喫煙がOKなようです。
私が利用したホテルでは予約時には全室禁煙となっていましたが、ホテルにチェックインした際に「タバコは吸いますか?」と聞かれたため、「はい」と答えると、喫煙可の部屋に変更してくれました。
そして、部屋にはしっかりと灰皿も用意されていました。
ただし、基本的にはホテル、レストラン、バーなどの室内での喫煙は禁止となっているようですが、ホテル、店舗によって対応が分かれているというようです。
ちなみに、タイの場合も1人につき200本までは免税となります。
タイでの注意点は以下になります。
- 電子タバコは持ち込み禁止
- ポイ捨て禁止
- 有名ビーチでの喫煙禁止
いずれもルールを破ると罰金を支払うことになります。
大半の国はタバコの持ち込みは200本までは免税
日本からタバコを持ち込む際は大半の国が200本までは免税となっています。
しかし、中には税金がかかる国もあるため、旅行代理店の方に確認するなり、関係サイトにて事前に確認するようにしましょう。
日本と同じでタバコは喫煙スペースで吸いましょう
タバコを吸う方全てに言えることは海外旅行中でもタバコを吸う場合は日本と同じで喫煙スペースで吸うようにしましょう。
ぶっちゃけ、日本はタバコに関しては法整備が緩い国です。
そのため、路上喫煙禁止エリアは一部のみですし、歩きたばこ、ポイ捨てをしても禁止エリア外であれば罰金は発生しません。
そのため、海外旅行へ行った時も同じような行動をしてしまうと痛い目に遭うことになります。
しかし、海外は日本よりも街中に灰皿が設置されているため、それほど困ることはないため、海外に行ったら灰皿を探すようにしましょう。
「郷に入っては郷に従え」。
海外に行った時はその国のルールをしっかりと守りましょう。
まとめ
台湾は毎年多くの日本人が観光へ行くほど人気のある海外旅行先の国ですが、タバコ事情は日本とは少し違います。
特に違う部分は電子タバコが禁止されているところです。
日本では電子タバコを吸っている方は多く見かけますが、普段電子タバコを吸っている方が台湾へ行く場合は考える必要があります。
逆に紙タバコ愛好家の方が短期で旅行する方は普通にタバコを持ち込めるので気にする必要はありませんが、本数だけはご注意ください。
台湾は海外旅行初心者でも安心して旅ができる良い国なので、ぜひ一度行ってみてください。