海外旅行から帰国する時にワクチン接種をしていない子供は陰性証明書が必要かどうか知りたかったり、もし免除になるのならどのようなケースなら免除になるのか気になっていませんか?
9月7日からワクチン接種を3回行っていれば、帰国時の陰性証明書は不要になりましたが、子供に関してはワクチンを打っていないケースもあると思います。
また、厚生労働省のサイトを見ても書いている内容が違っていたりして非常にややこしくなっています。
そこで本記事では海外旅行からの帰国の際にワクチン接種をしていない子供の陰性証明書について解説していきます。
【確認済み】ワクチン未接種の子供が日本帰国時に陰性証明書が免除になる条件
厚生労働省にも確認しましたが、ワクチン未接種や3回打っていない子供の日本帰国時の陰性証明書は条件によっては不要となります。
日本帰国時に18歳未満で親同行であれば陰性証明書は不要
18歳未満で親同行であれば日本帰国時の陰性証明書は不要となります。
18歳未満になるため、17歳の子供が家族で海外旅行へ行った場合はワクチン接種を3回行っていない場合でも陰性証明書は不要となります。
また、海外在住者が日本へ帰国する場合も同様となります。
注意点は同行する親がワクチン接種を3回行っていなければならない点です。
親がワクチン接種を2回しか打っていない場合は親も子供も陰性証明書が必要となります。
18歳未満でも一人で日本に帰国する場合は陰性証明書が必要
ワクチン接種を3回行っていない18歳未満の子供が一人で海外から日本へ帰国する場合は陰性証明書が必要となります。
海外旅行ではこういったケースはほとんど考えられないと思いますが、海外留学から帰国するケースが当てはまることになります。
ただし、ワクチン接種を3回済ませているのであれば陰性証明書は不要となります。
子供もワクチンを3回接種しているなら気にする必要なし
子供もワクチン接種を3回行っているのなら海外旅行であろうが、留学であろうが帰国時に気にする必要はありません。
ワクチン接種はいろいろと悩む部分はありますが、海外旅行や留学からの帰国をスムーズに行うためには、ワクチン接種は3回行っておくのがベターかと思います。
もし、海外旅行へ行きたいけど、どうしても副反応が気になってワクチンを打ちたくないという方はこちらを参照ください。
【経験談!】海外旅行の帰国時のPCR検査で陽性にならないための4つのポイント!
日本帰国時の子供のファストトラック登録時の注意点
日本帰国時にはファストトラックを利用することが推奨されていますが、子供のファストトラック利用時の注意点がいくつかあります。
2022年11月からは「Visit Japan Web」に変更
これまでファストトラックとして利用されていたMySOSアプリが廃止となり、新たにVisit Japan Webというシステムに変更となっております。
実際に私は利用したことはありませんが、パッと見た感じはMySOSアプリとそれほど違いはない印象となります。
ただし、MySOSアプリでは子供の年齢によって親と一緒に登録するかどうかが分かれていましたが、Visit Japan Webではやや違ってきているようです。
このようになっているため、子供がスマホを持っていたり、利用していないスマホがあればこちらを利用して子供の分は申請という形になるかと思います。
12歳以下の子供は親と一緒に登録が必要
12歳以下の子供は親と一緒に登録が必要となります。
MySOSアプリでアカウント登録をする際に12歳以下の子供の場合は「同行者の確認」で「はい」を選択し、親と一緒に登録する必要があります。
そして、同行者として登録する子供がワクチン接種を3回行っていない場合は「ワクチン接種証明書は無」を選択してください。
また、子供の登録画面で親のワクチン接種証明書をアップロードする必要はありません。
13歳以上の子供は別で登録が必要
13歳以上の場合はファストトラックは大人と同様に登録する必要があります。
つまり、13歳以上の子供がスマホを持っているのであれば自身のスマホからMySOSアプリで登録することになります。
子供がスマホを持っていない場合の対処
MySOSというアプリを強制的にダウンロードしなくてはいけないらしく
それで位置確認 ランダムにテレビ電話してくると言ってました。スマホないひとには
有料でスマホを強制的に借りされるらしいです😭ビックリしました❗
— アフリカのチーママ (@chieburkina) September 7, 2022
13歳以上の子供の場合は大人と同様にMySOSアプリを利用する必要があります。
しかし、ご家庭によっては中学生のうちはまだスマホは持たせないという場合もあると思います。
こういったケースでは以下の3つの選択肢があります
- 使用していないスマホを活用する
- 空港でレンタルする
- パソコンで登録、印刷しておく
- ファストトラックを使用しない
一番おすすめの方法としては使用していないスマホを利用する方法になります。
空港でも有料でレンタルすることができるようですが、だったら使用していないスマホがあればそちらを利用した方がタダになります。
メールアドレスが必要になりますが、GmailやYahooメールなどのフリーメールアドレスを利用すれば問題ありません。
また、電話番号も必要となりますが、親の番号や自宅の電話番号でも問題ないかと思います。
こちらの方法に関しても厚生労働省の方に確認したところ問題ないとの回答をいただきました。
荷物になりますが、パソコンを持って行く場合は子供の分はパソコンで登録し、ホテルで印刷してもらうという方法もあるかと思います。
もしくは、少し時間がかかりますが、子供に関してはファストトラックを使用しないという選択肢もあります。
水際対策とファストトラックのQ&Aで回答が違うため要注意!
水際対策とファストトラックのQ&Aで回答が違うため注意が必要です。
厚生労働省のサイトからワクチン未接種の子供は陰性証明書どうなるのか色々調べていました。
すると、水際対策のページとファストトラックのページで9月7日以降のワクチン未接種の子供の陰性証明書について違う内容が書かれていました。※9月7日時点
- 水際対策:18歳未満であれば親同行であれば陰性証明書は不要
- ファストトラック:ワクチン接種証明書をお持ちでない場合は、出国前72時間以内の検査証明書の登録が必要
この文章を比較するとファストトラックのQ&Aではワクチン未接種の子供は陰性証明書が必要ということになります。
そのため、厚生労働省に問い合わせたところ、9月7日以降は親同伴で18歳未満の子供であればワクチン未接種でも陰性証明書は不要と回答をもらいました。
つまり、ファストトラックのQ&Aに書かれている回答が間違いということになります。
大人一人でも面倒な手続きになのに、子供がいればさらに大変です。
また、子供もいる方にとっては非常に重要な部分となるため、しっかりとしてほしいものです。
まとめ
9月7日からワクチン接種を3回行っていれば帰国時の陰性証明書や自宅での待機が不要となったため、以前よりも格段に海外旅行へ行きやすくなりました。
そのため、家族で海外旅行へ行くことを考える方も増えると思います。
18歳未満の子供が海外旅行に行った場合や日本に一時帰国する場合は、ワクチンを3回打っていなくても特例として陰性証明書が不要となります。
また、ファストトラックは12歳以下と13歳以上で登録方法が変わる点も注意が必要となります。
日本の水際対策はまだしばらく続きそうな気配がありますが、早く元に戻してほしいものです。